消化器内視鏡センター
内視鏡検査のすすめ
昔から日本では胃がんの発生が多く、早期発見のための検査技術が進歩しています。
内視鏡検査で胃の中を直接観察できるようになり、胃がんや胃炎の診断能力が向上しました。
無症状である早期胃がんを発見する方法は胃の内視鏡検査を受けることしかありません。
胃がんは早期に発見すれば、ほぼ確実に治療できます。
一方で、ヘリコバクター・ピロリ菌が胃がんの原因である事が分かって来ました。※ピロリ菌のいない方からも胃がんは発生します。
胃内視鏡検査と同時に、ヘリコバクター・ピロリ菌の検査も可能です。

また、大腸内視鏡検査により大腸がんの早期発見が可能です。
大腸がんの80%以上は、がんになる可能性のあるポリープが大きくなることによって発生しますので、大腸ポリープを内視鏡で切除することにより大腸がんの発生を予防します。

内視鏡検査には、患者様になるべく負担をかけない工夫とともに、医師による正確な判断能力が求められます。当院では、内視鏡を専門とする医師が常勤しており、診察から検査、検査後の説明、その後の治療・経過観察に至るまで対応しておりますので、安心してお任せください。
定期的な内視鏡検査が、がんの早期発見・早期治療に役立ちます。

胃内視鏡検査(胃カメラ)
胃内視鏡検査(胃カメラ)とは、正式には上部消化管内視鏡検査と呼ばれ、内視鏡を口または鼻から胃の中に入れ、先端についている超小型カメラで食道、胃、十二指腸の中の様子を直接モニター画面に表示させ観察します。内視鏡はバリウム検査などに比べ、体内の状況が正確に判断できるため、より精度の高い診断が可能になり 特に早期胃がんの発見に有効です。

◆経鼻挿入について◆
経鼻挿入では、吐き気や息苦しさが少なく検査をうけることができます。また、体の負担(心臓や肺など)も少ないといわれています。さらに、検査中に会話ができますので、医師と同じモニター画面をみながら説明を受けたり質問をしたりできます。検査後すぐに車の運転・仕事・家事が可能です。

◆胃内視鏡検査(胃カメラ)でわかる病気◆
[喉頭・咽頭]
喉頭がん、喉頭ポリープ、咽頭がん、咽頭ポリープ、声帯がん、声帯ポリープなど [食道]
食道がん、食道ポリープ、逆流性食道炎、バレット食道、食道潰瘍など
[胃]
胃がん、胃潰瘍、慢性胃炎、胃ポリープ、胃憩室、胃アニサキス症、胃梅毒症、ピロリ菌の有無など
[十二指腸]
十二指腸潰瘍、十二指腸炎、十二指腸乳頭部がん、十二指腸がん、十二指腸ポリープなど
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
大腸内視鏡検査(大腸カメラ)とは、先端に高性能のカメラがついた細いチューブを肛門から挿入して、大腸と小腸の一部を観察する検査です。従来の検診に便潜血検査がありますが、便潜血反応が陰性であっても、大腸ポリープや大腸がんの存在を完全に否定することはできません。一方、大腸内視鏡検査は、大腸ポリープ、大腸がんなどの正確な診断が可能であり、また異常部位から組織検査を行うことや、大腸ポリープの切除も日帰りで行うことが出来ます。※大きさや数により入院または総合病院等へ紹介の場合もあります。
早期発見すれば、大腸がんは内視鏡で切除することができます。

◆下記のような症状のある場合は検査をお勧めします◆
健康診断または人間ドック等で便潜血が一度でも陽性になったことがある
便秘や下痢を繰り返している
下腹部の痛みや違和感がある
身近な血縁者に大腸ポリープや大腸がんの方がいる

◆大腸内視鏡検査でわかる病気◆
[腫瘍性の病気]
大腸ポリープ、大腸がんなど
[炎症性の病気]
潰瘍性大腸炎、クローン病、虚血性腸炎
鎮静剤利用について
鎮静剤は、静脈から血管内に注射することで、軽く眠ったり、ぼんやりする程度の効果があるお薬です。
検査時の疼痛や不快感を軽減できます。

◆注意点◆
検査後に1時間程度の休息が必要です。
検査当日は薬の影響が残る可能性があるため、自動車やバイク、自転車の運転はできません。